射干玉の
ポケモンオタク出ます。
たまたまさっき「射干玉の」って枕詞が「黒」「夜」「夢」系の言葉に続くんだったか「白」「光」系の言葉に続くんだったか忘れちゃって調べたときに知ったんですけど(ちなみに正解は前者でした)、射干玉ってヒオウギの種子のことだったんですね。
で、ポケモンBW2の主人公の街ってヒオウギシティじゃないですか。第5世代の街の名前って模様の名前を由来にしていて、これは檜扇紋(ひおうぎもん)から取られたと考えるんですが、植物としてのヒオウギにも掛かってるんじゃないかと思いまして。
ヒオウギってアヤメ科アヤメ属の一種なんですけど、アヤメって英語でiris(アイリス)なんですよね。BW2でアイリスと言えばチャンピオンアイリス。それだけだったらまあお洒落な匂わせかただなあって思うだけ(僕はそれだけでも興奮するだろうけど)なんですが、これ枕詞的に解釈しても意味が通るんじゃないかと。
チャンピオンアイリスとのラストバトル、知っての通り背景が”夜空”なんですよね。エンディングのヒオウギシティへの凱旋も”夜”にポケモンリーグを発つところから始まる。アイリスのモチーフである織姫に合わせたって解釈が最も自然ですし理由として一番大きいのはそれだと思うんですが、ヒオウギすなわち射干玉に導かれた表現とも解釈ができて、あらまあ素敵と感じた次第でございます。
あとあとこれはあんま関係ないんですが、アイリス(植物)の名前の由来は虹の女神イリスだそうで。『ブラック・ホワイト』は、白と黒というまるっきり正反対の価値観を持つ人どうしが、それでも互いを否定せずに共存していけることを描いた作品ですが、白黒だけじゃなくて多種多様な価値観(=色)を持った人々が1つの場所に集まるイッシュ地方という舞台で、そのポケモンリーグの頂点に立ち、世代の締めくくりを担当する彼女が『虹』なのも……ね、なんかこう……イイよね!
ついこんな時間に熱く語ってしまいました。
それではおやすみなさい。よい夢を。